米国:QPIDS試行プログラム
米国:登録料支払い後にIDSをUSPTOに考慮させるQPIDS試行プログラムの実施
米国の現行のシステムにおいては、登録料支払い後にIDSを提出して考慮させる為には、継続出願または継続審査要求(RCE)をすることが必要ですが、登録料支払い後にIDSをUSPTOに考慮させる"Quick Path Information Disclosure Statement" (QPIDS)試行プログラムが、2012年5月16日~2012年9月30日の間実施され、2013年9月30日迄延長されておりましたが、更に2018年9月30日まで延長されることとなりました。
QPIDS試行プログラムの適用を受けるためには、EFS-webにて、料金の支払いと共に以下の提出が必要です。
1. QPIDS transmittal (new form PTO/SB/09)
2. IDS、1.97(e) の適時性陳述書(timeliness statement) 及び料金$180
3. 特許発行取下げ申請と料金$130
4. 暫定的継続審査請求("conditional" Request for Continued Examination(RCE))と料金$930 (large entities)
特許発行取下げ申請が認められると、審査官が速やかに検討し、審査の再開が妥当と判断されると、RCEが認められ、IDS料金は返還されます。
逆に審査の再開が不要と判断されると、修正されたNotice of Allowanceが発行され、RCEは却下され、RCE料金も返還されます。